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「そっ、そんなわけっ! 好きです! 誰よりアキさんが大好きです!」
ひしっとアキさんのシャツを握りしめてそう言うと、アキさんはフッと笑った。
「なら、行きますね?」
「……これ、ゆめ?」
「ちゃんと起きてますよ」
「アキ、さぁ……ん……」
「はい」
どうしよ……、もう泣きそうなんですけど。
「好きぃ……」
「知ってます。でもプロポーズはお預けです」
「はぁい……? え? えぇ!?」
また叫ぶあたしにアキさんはクスクス笑う。
「お互いこんな格好では嫌でしょう」
「……」
まぁ、確かに。
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