1話完結

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彼女は部屋に入ると、逆に謙吾を迎えるようにした。 「もう、忘れたの、わたしよ。百合よ」 「百合・・・」 謙吾の記憶が蘇った。 遠い過去に付き合っていた百合だ。 百合は、謙吾に抱きついてきた。 生暖かい体が謙吾を包んだ。 その後のことは覚えていない。
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