濡れられた文字

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そこにいたのは私たちの友達、岸本友希という名前の子だった。 「ねぇ、温泉で言ってた怪談の子の名前って?」 「あぁ、名前は確か……遠藤香織さんだったかな?」 私と佳奈はお互い首を縦に軽く頷いた。そこにあった文字こそ彼女の文字だったと確認するように。
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