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熱
ひとしきり笑って、
窓枠に座っていた先輩は、
私のそばにやってきた。
広用紙の上にかがみ込んでいる私の後ろに立って、
じっと見ているのが、わかって、ちょっとドキドキしてる。
「うーん。これちょっと、バランスが
いまいちだな・・・」
パソコンで打ち出した韓国のハングル文字を
切り抜いて貼り合わせていたのを見てのことだ。
すっ・・・・と、
空気が動いたの感じた次の瞬間に、
いきなり私の隣に先輩の
手が、
腕が、
肩が、
顔が・・・・あった。
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