青い空とユニフォーム

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バレーボール部の男子チームの 小野先輩。 運動神経抜群で、成績もいつも上位。 身長179㎝が・・・惜しいっ、あと1㎝! ・・・なんてどうでもよくなるくらいの、 もちろん、イケメン! もうもうもうもう・・・、どうしよう~っていうくらいのイケメン。 大きな目に濃いまつ毛&左目下の涙ボクロ。 通ったきれいな鼻筋に、 さらさらヘアー。 笑うと、もうもうもうもう・・・ ずるいくらい、さわやかっ! あああ、 どうしたらいいのっ! そんな先輩を追いかけて できもしないバレーボール部に入ったのは、私です。 はい。 当然のように、 がんばってコートの外側を守っています。 はい。 玉拾いチームの一員として。 それはわたしだけじゃなくて、 先輩目当てだけど、 ボールと仲良くできない面々は ここで、玉拾いや掃除をして先輩をフォローするという 重要なお役目を頑張っておるわけです。 そうして、今日もさりげなくも熱烈視線で先輩を追っかけて、 ふいに見上げた頭の上の高窓の向こうの青空・・・・・・。 ああ、 きれいな青い色。 今日も、 先輩のユニフォームと同じ色だなぁ。 なぁんて・・・、 大切な先輩から目を離したのがいけなかったのだろうか・・・。 突然、後頭部に衝撃。 ・・・押されて私のおでこは壁に、ハイタッチ!! 少々、強めに。
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