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中庭から渡り廊下へ。
渡り廊下から二年の零ちゃんの教室へと走った。
ガチャーン
教室からガラスが割れる音が聞こえ女の子の悲鳴も聞こえた。
教室から廊下に机が横倒しに転がってきた。
零ちゃん!
教室へ飛び込むと零ちゃんが友達の頬を殴ってた。
バキッ、
「ぐぇっ、…一条、やめ、」
「てめえ、この手紙はなんだ?ふみに何をした?」
腹に蹴りを入れてその上に零ちゃんが馬乗りになって胸ぐらをつかみあげる。
「ゲホッ、やめ、ろ…頼まれたんだ…って、……あの女を一条から引き離せ…って」
「誰に頼まれた」
「早紀子だよ…安室奈美恵のプレミアチケット…くれるって、いうから」
零ちゃんが悲鳴をあげた早紀子さんを睨んだ。
腹に拳を埋め込まれた友達は床をゴロゴロと転がった。
「てめえか、」
「…一条、やめ…ご、ごめんなさいっ」
零ちゃんがキレてる。
机を蹴飛ばして、震えたままの早紀子さんの横壁にぶつけた。
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