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ドキッ
「えへ、忘れちゃった」
「しょうがねえなー、俺のわけてやる。食え!」
零ちゃん用の大きなお弁当をわたしに渡して、「ウインナーはやらんからな」なんて。
零ちゃんと一緒に食べるだけでとても幸せで、
「ふみ、顔が崩壊してる。気色わるっ」
零ちゃんは食べ終わるとわたしの膝を枕にゴロンと横になった。
この幸せがもうすぐ壊れてしまうなんて、その時のわたしは想像もしてなかった―――
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