『オレ様のシモベ』ふみが合コン!?

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「…あの、わ、わたし家に帰らなきゃいけない時間だから…」 「じゃあ、僕が家まで送り届けるよ。酒も飲んでるわけじゃないし車で来たから」 佐和山さんが立ち上がった。 わたし…零ちゃん以外の男の人の車に乗ったことない。 知らない人の車には乗ったらいけないって零ちゃんにきつく言われてる。 「財布の礼に家まで送り届けるだけだよ。悪さなんてしないから。あ、車に乗るのが怖いなら、僕も歩いて送ってくよ」 そんなにまでして送ってくれるって言われたら申し訳なくなってうまく断れなかった。 隣の駐車場に停めてあったワーゲンの隣に座ると家の前まで送られてた。 「あ、…送ってくれてありがとう、あの、ストラップも嬉しかったです」 車から降りてきた佐和山さんと挨拶をした。 福ちゃん以外の男の人とこんな自然に話ができるなんて思ってもみなかった。それが楽しかった。 佐和山さんが優しく笑う。 どこか甘さを含んでてその笑顔が素敵だった。 別れ際、 「深月ふみさん、突然だけど、僕と付き合ってくれませんか」 え? 「好きな人が今いないなら……僕と」 突然の告白に頭が真っ白になって、思わず持っていたバッグを取り落としてた───
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