301人が本棚に入れています
本棚に追加
しかし、アイツに彼氏か。全くそんな素振りを見せなかったが、いつの間にそんな仲になってたんだろう。
まぁ、高校生にもなれば恋愛の1つや2つ経験するだろうし、不思議には思うが驚きはしない。
俺にはそんな気配は全くないけど。いいんだ、彼女が出来てゲームをする時間が減るぐらいならいない方が良い。
とかなんとか強がってみるけど、やっぱり彼女は欲しい。青春を謳歌してぇよ…はぁ…
そうだ、もう家に着くし帰ったらこのゲームをクリアまでやるか。この陰鬱な気分を吹き飛ばすためにも。
◇◇◇
「真~ご飯できたよ~」
「は~い」
帰ってから部屋に籠ってゲームをやり続ける事、約9時間。とうとうラスボスの手前まで来た。
途中昼ご飯とかトイレとかで休憩していたが、ほぼ続けてやり続けたせいで若干目が痛い。
一旦ゲーム機はスリープ状態にして、ご飯を食べるとするか。ゲームを再開する為にもさっさと食べないとな。
さてと、今日の晩ご飯は……速く食べたい時に限ってグラタンとか…マジかよ…
出来たてだからかまだぐつぐつと音を立てている。こんなの速く食える訳ない。
猫舌だからちょっと冷ましたくらいじゃ食べられないし。もういいや、ゆっくり食べよ。
最初のコメントを投稿しよう!