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翌日の個人指導塾でのアルバイトの後、僕はバイト仲間の鈴森凜とクレアモールの餃子屋に入った。医学生の僕は明日の日曜日は休みだし、どうやら高校教師の鈴森も明日は休みみたいだから、口臭は気にしなくて良いから、たまには。
「次の模擬試験っていつなの?」
「夏休みに入る前」
「近いね、間に合いそうなの?」
「それは何を持って間に合っているとするかによる」
「国家試験合格のボーダーラインを超えること、だったら?」
「まず無理だね」
「そんなにひどい状態なんだ」
「まあだけど、次の次にボーダーラインに乗るくらいなところまでは持っていけると思う」
「その子たちは、やればできる子たちなんだね」
「鈴森先生、やればできるってどうゆうこに言う言葉何ですか?」
「うーん、 今は立ち止まっているけれど、いつかきっと輝けるようになる子たちのことかな?」
「オブラートに包まなくたって大丈夫ですよ、先生。今は特に誰にも褒めることがない子たちのことでしょう?」
「そんな風に言うことはないんじゃない?」
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