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結局その日は閉店のあと全員に見送ってもらう中帰ることになった。
その日は疲れたけど帰ったところで古いお店の和室。
落ち着けないし優花も気になって眠れるどころじゃなかった。
それに仕事。
こんなに不衛生でしかも安い給料でやっていけるのか、やってる意味があるのかと、既に自問自答してた。
それでも大阪にはヘルスしかない。
だけどもしかしたらここよりも手取りのいいヘルスもあるかもしれない。
そう思っても探す手段がなかった。
その当時はまだ携帯なんて殆ど持ってないし、Googleみたいな検索機能もなかったから。
それから数日私はそこで仕事をしながらどうすればいいかを考えた。
ある日、仕事が終わった頃、久しぶりに晃さんが来た。
ちょっと話があるから出かけようと言われた。
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