一話完結

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「私にはわかるよ。草むらに潜んでいるのが」 「住職、今日はもう一人呼んでいます」 広間に入った。 そこに一人の女性が待っていた。 「こちらが霊能者の村木さんです」 森野が紹介した。 まだ若い女性だ。しかも妖艶な雰囲気を持っている。 「これは凄い美人を連れて来たね」 住職が驚いて村木を見つめた。 「初めまして、住職。もう、この部屋に入っているようです」 「そうですか。私も、庭の草むらにいる感じがしましたが、もう・・・」
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