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皆、何故かお互いの身長や体重まで知っていた。体重なんて一番隠したい。あれは高校時代だったっけ。身体測定の時、何故か私の仲間達は教えてもないのに、私の体重の数字を知っていた。
保健室の先生が記録しているのを、ソッと盗み見たらしい。
身体測定の記録を見られた事は、当時はそんなに気にしなかったけれど今考えると、嫌だった。心の中に土足で入られた気分になった。
『うちら、友達じゃん』『そうだよ。誰にも言わないんだからさ』そんな台詞をみんな、言ってたっけ。確かに秘密は守ってくれたけれど、そこまで踏み入られるのは嫌だった。
高校の時、スキな男の子が出来た時もバレた。私の口から決して言わなかったのに。追いかける視線で、バレたのだ。その事についても突かれた。
大学はお互い別々の学校に進学する人、一緒の大学に進学した人。それぞれいたけれど、月に一度は居酒屋で集まって飲んだっけ。何て事ない青春時代。
けれど、私はこの子達とずっと友達でいる事が、自然と重荷になった。
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