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みつるは俊也とよく遊んでいた。 年は同じだが、みつるは俊也を弟のように思っていた。 それは生まれてすぐに母親を亡くした俊也を、哀れに思う気持ちからきていた。 哀れむ者と哀れまれる者との間柄が、みつるの中で知らぬ間に上下関係を築いていたのだ。 今日も二人で遊ぶ。
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