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『舞台は剣と魔法のわりとオーソドックスなファンタジー世界です。 文化レベルはあなたの世界でいえば古代~近代のヨーロッパが近いでしょうか?その世界では魔王が率いる闇の陣営と竜神が率いる光の陣営に分かれて戦っており、プレイヤーは最初は中立の存在として産まれますが、光か闇か、好きな方の陣営に着いて戦ってもらいます。 あるいは中立のままでいたいというのならそれもいいでしょう。ゲームのタイトルは……そうですね、仮に[デーモン&ドラゴンズ(D&D)]とでもしておきましょうか』
本当にオーソドックスな世界観だね。てか、そのタイトル変えた方がよくない? D&Dはアカンやろ。
『……タイトルつけるの苦手なんですよ~。 それに、オーソドックスな世界観だといいますけどね、これは私が管轄している箱庭世界の1つ[E-23テーブル]の世界そのままなんですよ? 剣と魔法のファンタジーで、世界は二つの陣営に分かれているってことも……私がその世界に介入したのは[スキル]と[ステータス]の概念をその世界の知的生命体に植え付けた事と、緑の月をお空に浮かべた事くらいです』
いや、それ充分ヤバいレベルで世界に介入しているような気がするんだけど……ていうか、卓上の話じゃなくて、そんなファンタジーな世界が本当に実在するんだ? それはちょっと見てみたいかも……
『やっぱり気になっちゃいます!? そうでしょうそうでしょう! なんと言ってもこのゲームの醍醐味はプレイヤーがキャラメイキングを行った後、実際にEー23テーブルに転生・転移、もしくは現地人に憑依して人生をロールプレイすることなんですからね!』
……ちょっと待って?転生!? 人生をロールプレイ!?それ、もはやテーブルトークRPGじゃなくない!?
『あ、そういえばそうですね。 では、ゲームタイトルはD&D改め[アライブRPG]と名付けることにしましょう!
そういうわけですので……PL3の水鏡心さん。 さっそくキャラメイキングを始めていきましょう! まずは転生・転移・憑依のどれにするかをダイスの目で決めますね』
いや、ちょっと待って……
『コロコロコロ~~……1、か。 ではあなたは[転生]ですね。 赤ちゃんからのスタートなのでこちらのキャラクターシートを使います。 では続いて初期能力値及びステータス成長率をダイスで決めていきますね! ステータスの値は6面ダイスを3つ振って……』
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