1人が本棚に入れています
本棚に追加
【第4話:オトナの魅力】
『おいっ!葵~!』
保健室の扉を力一杯開けたために
パシーンッと激しく音を立てる。
ちょっと ひなたくん?
いつも 言ってるでしょ?
葵せ・ん・せ・い でしょ?
『いいから ちびモグが
怪我してないか見てやってくれ』
どう見てもあなたの方が
怪我してるんだけど(笑)
笑いながら 俺の鼻先をつつく葵。
そっか(笑)良かった~
(^o^;ゞふぃ~
『葵 なんか飲ませてぇ
喉が乾いたゎ』
全力疾走を2度も
朝からしたために
喉がカラカラに乾いていた
しょうがないわねぇ~
ハイ☆ポカリ
てか 飲みながらでいいから
ここに座って。治療するから
葵が額の傷を消毒してる間に
飲みかけのポカリは
あっという間に
ひなたの口の中に消えていった
『眠くなってきた~葵~
膝枕して?』
あのね?私は保健室の先生で
あなたのお母さんじゃないのょ?
『ダメ…?』
お互いのくちびるが
触れそうな距離で
ひなたが囁くと
額の傷にペタリと
絆創膏を貼られた。
治療完了ょ?
クスリと微笑むと
耳元で葵が囁いた
や~っぱ オトナだなぁ…
落とせないかぁ…
(〃ω〃)ゞポリポリ
『葵、サンキュー♪』
隙をついて 首筋にkissをした。
もっとオトナになってから
口説きにいらっしゃい?
(∩∀`*)クスクス
『お?その言葉忘れんなょ?
ぜってぇ 落とす(笑)』
待ってるゎね?(笑)
ひなたは ヒラヒラと
右手で挨拶をして
保健室を後にした。
もぉ~ボク
目のやり場に困ったんだけど…
顔を赤くして言うちびモグに
『え?そーなん?(∩∀`*)あはは
ちびモグは純だからなぁ~』
『今度一緒に ナンパしに行く?』
へ?い、いや、ぼ、
ボクは無理…///
つき合い悪いなぁ~(*>∀<*)
ま、そんなちびモグが
好きなんだけどなっ!
ひなたは ケタケタ笑いながら
ちびモグの肩に腕を回して
3Cの教室の扉を開けた。
最初のコメントを投稿しよう!