一話完結
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「ぜひ、お願いします」 「ふうん、じゃが、あんたには不吉な相が出ておる」 目の前に大きな水晶が置かれている。 「そこを何とか、お願いします」 「仕方がないのう」 老婆は水晶に向かって何かつぶやいた。 「何を願って欲しいのじゃ」 「彼女ができて、成績も良くなって・・・」 「多すぎる」 老婆が大声を出した。 「一つにしなさい」
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