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征治さんが耳元に唇を寄せ、艶っぽい声で囁いてくる。 「ねえ、さっきの怖くなかったんだよね?」 「う・・・ん」 「じゃあ、気持ちよかった?」 先程の征治さんが僕のものを食べている画が浮かんできて、かっと顔が熱くなる。思わず腕で顔を隠したら、すぐに征治さんの手にどけられ顔の横で固定されてしまった。 そうしている間も征治さんはゆっくりと腰を動かし、屹立同士を擦り合わせる。だけど、今は手で二つを固定していないから、お互いのものがピクピクする度に触れ合う場所が変わり、不規則に一番感覚の鋭いところへの刺激がやって来て、その不確かさにもっと継続的な刺激が欲しいもどかしさも感じてしまう。 「ねえ?」 「・・・恥ずかしかった」 不意に征治さんが腰を浮かせ、快感が遠ざかる。 「ちゃんと答えないと、しない」 「ううう、意地悪だ・・・ああ、焦らさないで・・・」 「くっ、焦らしてるのは陽向だよ・・・ねえ、教えて」 凶悪とも言えるほどの色っぽい声で囁かれゾクゾクとした感覚が全身に広がる。 「気持ち、よかった」 グイと腰を押し付けられ、思わず嬌声が漏れる。もっと欲しくて無意識に自分の腰を押し付けてしまう。 「またしてもいい?さっきの陽向すごく可愛くて、見てるだけでやばかった」 イヤイヤと首を振る。
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