プロローグ。

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 私は、奥さんと揉めるのもそのせいで慰謝料や 苦労して大学まで行かせてくれた両親に申し訳なくて諦めるしかなかった。  なのに、この社長と言う男は、そんなのお構い無し。 毎日、こうやってセクハラ紛いのアプローチをしては、私を困らせていた。 「まったく、だからいつになっても独身なんだぞ? もう少し可愛くだな……」 「社長…それセクハラですよ?」 「セクハラとは、何だ?これもピュアな愛をだなぁ…」  ピュアでも何でもいいから仕事しろ!! ぶつぶつと文句を言う社長に私は、そうツッコミたくなった。  この男は、何でいつも……いつも 少しは、真面目にやろうという気はないのかしら?  しかも社長秘書になる前にいくつかの契約書を書かされた。 その1つに……。 『社長のプライベートをむやみに踏み込まない。 また、探る事を禁じる。』  そう書いてあった。 てっきり、プライベートと仕事を切り分けたい人なのかと思ったのだが……。  なのに書かせた張本人が破ってどうするのよ!! 「あぁ……本当に嫌になるわ。ウチの社長は」 「え~でも、超イケメンじゃん。 いいじゃない…愛人でも愛されるだけ」  そう言うのは、親友の1人。内田香奈子だった。 彼女は、会社が違うが同じ独身。  現在学生の頃から仲がいい親友2人と女子会と言う名の飲み会をしていた。
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