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驚き過ぎて叫ぶように大声で言うと、事務所にいた他のプランナーやスタッフからくすくすと笑い声が発生した。
「…心外だな。それじゃあまるで僕は君に怒ってばかり見たいだ」
「実際そうだと思います…」
「私もそう思いまーす」
側で仕事をしながら私たちのやり取りを聞いていた滝野さんが優しく微笑み、温かい視線をくれた。
「ああもういい。終わり。美崎さん、仕事に戻って」
二神さんは少し不貞腐れた顔をしながら、コーヒーを持ってそのまま立ち去ってしまった。
少しだけど、二神さんに仕事を認められて、私の胸はホクホクと温かくなった。
谷脇さんとの打ち合わせが私にとって今日のメインの仕事だった。それが無事に終わり、ふうっと一息つく。
…あとは入力作業だけ。
定時まではまだ時間があり、私は滝田さんの仕事を手伝わせてもらうことにした。
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