幸せは罪の臭い

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まさに幸せだった。 初対面でもすぐに会話が弾んだ。 彼女は不思議な女性だった。 なんでも、幼少期に脳の病気になって、その際に何かをインプラントしたとかなんとか。 そのインプラントはかなり適合がよく、あらゆることが他人より有利だとかなんとか。 四次元空間の話とかもされたが、僕にはなんのことかわからない。 だけれど、こんな頭の悪い僕でも、都市伝説の話は好きだ。 山や森はこの世界には存在しない!という話とか、僕にはわけがわからないが、ただ、彼女との幸せな時間はそれからも続いた。
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