第11章

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もういいよ。ちゃんと戻って来てくれたし、翔さんが拾ってくれて良かった。 「もういいです。あの栞が私達を会えるようにして くれたのかもしれませんし。」 あ、やっと笑顔が見れた。と思ったら、 「くっしゅん!」 は、恥ずかしい~! だってもう結構長い間この寒い中外で喋ってるし、私ジャケット間違えた! ちょっとでも細く見えるようにって思って、薄着の ジャケット着て来たのが失敗した! 「中に入ろう!風邪引いたら大変だ!」 さあさあ、とドアを開けてくれ、車のヒーターをマックスにしてくれた。 「外で長い間喋っていい季節じゃないもんね。 気づかなくて本当にごめん。手ここに当てて。 コンビニに温かい飲み物でも買いに行こう。」
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