ある日のこと

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僕、プテちゃん。またの名をソレイユ。 生存しているのは多分、僕だけ小型プテラノドン。 え? 何故、名前が2つかって? プテちゃんは今の主・冴木 匠とその家族に呼ばれているから。 ソレイユは以前の主・マリィと一緒にいる頃からの名前だからだよ。 匠の家に来たのは…まあ、話が長くなるから、『相棒』を読んでくれるかな?えへっ。 今、僕は今の主の匠の奥様、薫とかわいいお子ちゃま莉愛とマリィの住むマンションに遊びに来ているの。 マンションはマリィと僕の友達兼僕のもうひとりの家族である紫堂 (りん)(1年前までは綾・エマ・デュラン・紫堂だったけど、正式に国籍を日本に決めたの)が名義だけどね。 マリィと二人で暮らしているんだよ。 いつものように話をしたりしていたら…ピンポーンとインターフォンがなり、インターフォン越しに綾が出たら 『綾?開けてくれないかしら?』 と声が…。 その瞬間、綾は彼女らしからぬ驚きの声で 「母さん!?」 と言って、急いで玄関のロックを解除した。
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