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とは言ったものの、仕事に疲れた秀さんは酒に酔い、眠たくなっていた。そんな中、チャッコが外からチャッコ専用の出入口を通って帰って来た。
カスミ「チャッコ、お帰り。」
秀さん「なに!!チャッコが帰って来たか!!チャッコ、わしはお前に話がある!!」
秀さんは眠たいのを我慢して、何とかその一言を絞り出したが、チャッコは無視してキャットフードを食べ始めた。秀さんも、とうとう晩御飯の途中だが、台所の椅子に座ったまま、眠り始めた。チャッコは、キャットフードを食べ終わると、秀さんの近くの椅子に座った。カスミさんは、台所を片付け始め、片付けが終わると、秀さんに声をかけた。
カスミ「お父さん、自分の部屋で寝なさい。」
秀さんは、寝惚け眼をこすりながら起きて、自分の部屋へ行こうとすると、椅子に座っているチャッコが視界に入った。
秀さん「お、分かった。チャッコ、わしはお前に話がある!!」
そう言いながらも、秀さんは眠気に耐えれず、チャッコを素通りして、自分の部屋へ入って行った。
チャッコは、椅子の上で伸びをして、大きな欠伸を一つし、また座り直した。
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