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それから月日が流れた時、変化が起きた。
「スタメンかけて、勝負しないっすか?ショーゴくん。」
「!!?、、、、やらねぇよ。」
「あれ?怖気付いちゃったんすか?(笑)」
黄瀬はスタメンをかけて灰崎に喧嘩を売った。
けれど、灰崎はその勝負を受けようとせずに何処か不安な目をして逃げた。
「やらねぇつってんだろ。俺に構うなよ。」
そう言い放ち体育館を走って出た。
そんな灰崎に不満を持った黄瀬は少し愚痴を零したが、すかさず赤髪をした赤司征十郎が声をかけた。
「あまり、灰崎につっかかるな。黄瀬。彼は今不安なんだよ。」
「なんすか、それ。」
赤司の話を深く考えずに、軽く答えた黄瀬はなんとなく、本当になんとなく灰崎が出てった出口を見つめていた。
その日の部活はそれで終わった。
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