1.出会い

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それから月日が流れた時、変化が起きた。 「スタメンかけて、勝負しないっすか?ショーゴくん。」 「!!?、、、、やらねぇよ。」 「あれ?怖気付いちゃったんすか?(笑)」 黄瀬はスタメンをかけて灰崎に喧嘩を売った。 けれど、灰崎はその勝負を受けようとせずに何処か不安な目をして逃げた。 「やらねぇつってんだろ。俺に構うなよ。」 そう言い放ち体育館を走って出た。 そんな灰崎に不満を持った黄瀬は少し愚痴を零したが、すかさず赤髪をした赤司征十郎が声をかけた。 「あまり、灰崎につっかかるな。黄瀬。彼は今不安なんだよ。」 「なんすか、それ。」 赤司の話を深く考えずに、軽く答えた黄瀬はなんとなく、本当になんとなく灰崎が出てった出口を見つめていた。 その日の部活はそれで終わった。
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