2.恋という名の華は静かに咲いた。

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桜が舞い上がる時期。 「ショーゴくん!帰るっすよ~。」 「灰崎くん、彼氏お迎え来たよ~」 「やめろ。照れるだろ。」 ふたりは学校中の生徒や先生たちに愛される存在となった。 2人の愛は誰からも祝福されてちま。そう誰もが思っていた。 ここにいる誰もが皆2人の幸せを願い、分かち会おうとしていた。まさか、2人の幸せを引き裂く未来があるとは誰も思わなかった。 「あなたが灰崎祥吾くん?」 「あんた、だれ。」 灰崎の前に1人の女性と男性が現れるまでは。
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