一目惚れ

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私はあまり顔に出る方ではないけれど、いつも蓮には何でもわかってしまう。蓮は とても面倒見がよく兄貴肌だ。死神は どちらかというと一匹狼なタイプが多いが、蓮はいつもまわりを気遣うタイプで皆に慕われている。私とはタイプは真逆だ。 また溜め息をついた蓮が 頭を少しかきながら話始めた。 「…言いたくないこともあるが、やっぱりミサが元気ないと心配だ。」 「…ありがとう。」 「今度みんなで宴会をしようと計画中なんだが、ミサも参加しないか?」 「……ごめんなさい、私はいいわ。うるさいのは苦手なの。」 「…そっか…でも 気が向いたら声をかけてくれ。」「…ええ…ありがとう。」
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