第3章 ‡新たなキョンシー達‡

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魔獣族は空に打ち上げられて地面に落下した 魔獣族 「グエッ…!」 僕は腹打ちした魔獣に近づき そのでかい頭についた獣耳を掴んで 頭を持ち上げる…魔獣は鼻血を出して 吐血しながらぎょろりとした目玉で こちらを睨んできたが その瞳は死んだ魚のようだった… 僕 (黒羽 骸骨(クラウ)) 「さあ…!ケラトの特徴を言え!」 魔獣族 「ケ、ケラトサマハウツクシイ シロイケナミダ… フダンハ…匕…ヒト…ガ…タデ………ガクッ」 あ~あ…死んじゃった… 僕はシグに視線を向ける 太極拳の使い手 シグ・シャンヘン 「……?」 首を傾げるシグ…こいつらには 手加減するという概念が無いようだ… 僕は苦笑を浮かべた… 僕 (黒羽 骸骨(クラウ)) 「まあ、いいや… みんな!今、僕らは山の中腹にいる ケラトは頂上にいる!いくぞ!」 僕は小さな鐘をならしながら キョンシー全員に指示を出して 魔獣族の集落から出た… ケラトは白い毛並みの角狼だな 『いや、普段はヒト型と あの魔獣は言っていた…』 あ、そっか…だからたとえ白い毛並みでも ヒト型だとちょっとわかりづらいかもしれない… キョンシー達は2列になって僕の後に続く 再び山林に入った僕らは頂上を目指して進む
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