第4章 ‡魔獣の高山‡

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僕は頷いて建物に駆け寄った… 玄関のノブに手をかける ガチャン… やっぱ鍵がかかってるか 僕は姿勢を低くして 裏口にまわった… ノブを回す… よし、裏口は開いてたぞ! 「やめてっ…!触らないでっ…!」 「そう言わないでおくれよ、イブリッサ… 我は貴様に一目惚れをしてしまったのだ」 ! 女の子と若い男の声… 部屋が近くにあるんだな! 「いやだっ!アタシは魔人族よっ!」 「種族なんて関係ないだろハニー… 我は魔獣族だが一人の雄でもある 我が子を孕めば、我ら魔獣族は繁栄する… そして、魔人族は我ら魔獣族の支配下になる。」 甘く囁く若い男の声だが 僕は腹立たしくて仕方なかった… 「ハニー…痛いのは 一瞬だ…すぐに気持ちよくなるぞ… だから、脚を広げろ… 下着も脱がせてやるから」 僕は急いで二人の声がする 部屋に向かった…扉は半開きだよ 「いやだったらっ!なんで、アタシが 魔獣の子を孕まないといけないのよっ!」 小さくもみ合う音と シーツが擦れる音がして 僕は半開きの扉からなかを覗く 少女が大男の肩を足で押して拒絶するが 大男は少女の足をつかんで もう片方の手で脚を開かせようとしていた…! あの少女がイブリッサ… あっちの白髪の大男がケラトだな!image=507564904.jpg
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