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エレベーター
「ドアが開きます」
「ドアが閉まります」
「行き先ボタンを・・・」
「ドアが開きます」
「ドアが閉まります」
「行き先ボタンを・・・」
「ドアが開きます」
「ドアが閉まります」
「行き先ボタンを・・・」
「ドアが開きます」
何度となく繰り返されるエレベーターの無機質な声。
俺は腹に据えかねて、その元凶の悪戯で店内のエレベーターのボタンを何度も押している男の子に注意をしようと近づいた。
「参ったなあ、また故障かあ。」
男の子の体をすり抜けて、先輩店員が自動ドアの前に立った。
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