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「これってバグスターしか回収できないだろう?」
「いや、そこは組織が改良してデータなら回収できるようにしとる、回収したら君は手持ちのそれでドロンッ…ちゅー寸法や」
ここまで理詰められるとやるしかない。
そう思って戦いに目を戻した銀は、戦いの終局を目撃した。
「よし、やるか…」
『チェーンジ!ヴァルゴゾディアーツ!』
ーーーーーー
『コ・チーン!』
地に刺さる氷の剣。
その冷気は敵の足元を氷結させ、身動きを封じる。
『CLOCK UP』
そこに叩き込まれる高速世界からの乱打。
足元が動かないため、敵はまるでサンドバッグの様相を体していた。
「とどめよ…」「終幕といきましょう…」
『RIDER STING…!』
『ガシャット!キメワザ!』
ザビーの腕には雷撃状のエネルギー。
ブレイブの剣、ガシャコンソードには氷と炎が宿る。
『TADOLE!CRITICAL FINISH!』
刺突と斬撃。
その二つが、偽りの魔王を塵に還した。
四散する粒子。
空に散るはずだったそれは、不意にその軌道を変え…
異形の持つデバイスへと吸収されていった…。
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