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「…アンタ、まだこの世界にいたわけ?」
バイクを停め、後ろを振り返る。
そこには黒いボディスーツに身をまとった花家大我…否。
「違うみたいね…ニセモノが私に何の用?」
黒衣の彼の返答は至極単純だった。
『BANG!BANG!SIMULATIONS!』
「分かりやすい返答ね…話が早くて助かるわ」
『チェーンジ!オーズ!サゴーゾコンボ!』
「肩慣らしに付き合ってもらうわよ?」
獣の重装甲と軍神がぶつかり合う。
放たれる砲火を重力場でせき止め、手甲を放つ。
だが、相手も一筋縄ではいかない。手甲をあっさり弾き飛ばし、さらに砲弾をぶちこんできた。
「ぐっ…!」
あまりの物量に、ついに膝をつく。
「ちょっと…マズイわね」
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