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翌日のお昼。俺は応接室でユーリスと隣り合って座っている。
側には婆さんもついていてくれた。
印象悪くならないようにきっちりした格好をしたいと申し出たんだけど、「お腹を締め付けるような服装はいけません」とユーリスにも婆さんにも言われて、ストンと被るローブのような物を着ている。
まぁ、言われても当然だ。俺の周期加速スキルはいい仕事をするらしく、朝起きた俺のお腹はふっくらとしていた。
ちょっと驚いて朝からいきなり「ぎゃぁ!」と言ってユーリスを驚かせたくらいだ。
婆さんの診察では、順調なのだそうだ。
でも、普通の妊婦が1ヶ月をかけて到達するのを俺は1日に凝縮しているから、体に起こる変化がめまぐるしいのだそうな。
実際、朝よりも今の方がお腹が膨らんでいる。締め付けはよくない。
現在、お腹には支える為のさらしがゆるめにあるばかりだ。
緊張してくると、やっぱりお腹がキュッてなる。丁度、臍の少し下あたり。
この子には俺の不安や緊張はよく伝わってしまうらしい。
心健やかに、本当にそうだ。
やがて、コンコンとノックがあって執事さんが声をかけてくる。
俺は隣のユーリスの手を握って、必死に息を吐いている。
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