いきなりピンチってある意味反則じゃないか? (触手姦)

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いきなりピンチってある意味反則じゃないか? (触手姦)

 月白誠(つきしろまこと)、22歳。現在大学4年生で、就職浪人候補生。  特技は物事に動じない事。どこででも寝られる事。好き嫌いがない事。  父子家庭ながら父親が育児放棄で幼稚園生から祖父母に育てられる。  その祖父母も20歳の時に亡くなった。  感覚的には天涯孤独。それでも祖父母はいい人で、愛情たっぷりに育てて貰った。  多分他は色々と普通。顔だってそれなり…不細工には入らないくらい。学力も普通。  彼女は高校2年の時にいたけど、清い感じだった。  さて、どうして俺がこんなことを考えているのか。  それはつまり、俺という人間を俺自身が確認しているからだ。  ではどうしてそんな事をしなければいけないか。  それは、今俺がいるここが常識に合わない場所で、俺に今起こっている状況がありえないからだ。  今現在、俺はよく分からない深い深い森の中にいて、そんでもって名前も知らない蔦植物に足首を絡め取られ、その状態で逆さづりにされている。  流石に少し頭に血が上ってきた。
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