2章 闇はどこにつづくのか?

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「中原さん!」 放課後。 わたしが学校の中庭で高坂くんを待っていると、担任のしのぶ先生が声をかけてきた。 「中原さん。また高坂くんを待ってるの?」 「えっ。ええ。まあ。はい……。ゴニョゴニョ……。」 「ほんとうに仲良しなのねえ。あなたたち。」 しのぶ先生がクスクスわらっている。
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