276人が本棚に入れています
本棚に追加
/550ページ
慧一は、一緒に修行したり、二之介と意気投合したりしてきた。
志摩も、俺と一緒に鍛えられてしまった。
「処刑は困るね」
「そうですね、和解します」
リンクを飛ばし村の様子を見てみると、闇の中であった。
外の時間が分からないが、幾日経過してしまったのであろう。
村は静まっていて、どこにも光が無かった。
しかし、息を潜めている、獣のような気配はある。
「この島に何か来ます!」
志摩を置いた場所が、自然の洞窟だったせいか、
志摩は島全体に根のように自分を伸ばしているらしい。
島全体が、志摩の一部のようになっていた。
最初のコメントを投稿しよう!