第2章 謎の発光生命体

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「醸成中だ」男らしき方が答える。 「だから? 意味分かんない」 「私たちは、情況によって雌雄両性を使い分けるの。あなたたち人間より高次元の生命体だから」 「紅葉がさっき言った通り、今はまだ醸成中だから少し不安定なの。あ、私は楓。よろしくね」 「………つまり、今はアシュラ男爵でそのうちベルクカッツェになると………?」 「主、その喩えは40代以降じゃないと通じまいよ」   男の方〝紅葉〟がそうつっ込めば (何で紅葉? 何で楓? どんなネーミングセンス!? ←以上、秋の心のツッコミ)、  〝楓〟が 「大丈夫よぉ。最近はAbemaTVで『なつかしアニメ』とかいろいろやってるし、 (Abemaそこまで古いのやってねぇよ。YouTubeなら公式動画上がってっけど ←以上、秋の心のツッコミ) 保険会社がCMでコラボしてるの、さっきTVで観たわ」  (どうでもいいわ!)秋はイライラを募らせていた。
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