当事者の声

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「杖、車いす=ご年配ではない」 皆さんは杖、車いすと言う単語を聞くと、どんなイメージが浮かびますか? 世間一般ではご年配の方を思い浮かべる方が、多いかもしれません。 しかし実際はそうではないと私は思います。 「幼少期から車いすを使ってきて思う事」 私は未熟児で、生まれつき四肢にマヒがある(主に右足マヒ)為、長時間歩行が困難です。ベビーカーを卒業する年齢の頃にはバギー(子供用車いす)を使って遠足等の学校行事に参加していました。 小学校を卒業する頃には普通の車いすになり、中学生2年生頃には杖を使い始めました。 不便はありますが、杖を使う事で遠くに、歩いていける様になりました。今は歩ける距離が少しずつ減ってしまったので、今年の6月から電動車いすを使ってます。 「周囲からの目」 杖を使い始めた事で、周囲に嫌な目で見られる事が増えました、杖がなくては歩けない訳ではありませんが、私の場合は転倒を防げますし、生まれた頃から杖や車いすがないと生活が出来ないと言う、知人もいます。 杖や車いすを日常的に使う人にとって、安心出来る道具であり、自分の手足の様に思っている方もいます。 「車いす、杖=ご年配」は間違ったイメージだと思います。 「車いすも杖もオシャレをしたい」 私は日常的にTwitter等を使用しているのですが、「杖や車いすでもオシャレをしたい」と言う事をよく聞きます。 もちろん杖や車いすでは、機能性が大切ですが、日常的に使うものだからちょっとしたオシャレはしたい、それだけでも気分転換になるんですよ。 障がい者や闘病の日常生活で、どうしても気分が暗くなってしまう事もあります。 だからこそ普段使う物に拘りたいんです。 イメージとしてはいつも使う靴だから、いつも身につける洋服だからこそ、オシャレをしたい。そういったイメージが皆さんにもあると思います。私達当事者は生活の支えになる大事な物だからこそ、工夫がしたいんです。 「杖や車いすだからこその誤解」 杖を使う事で身体の負担が軽減されると、オシャレな靴を履いたりする事が出来ます。例えばヒール、パンプス等。 だからこそ誤解をうける事もあります、杖なのにそんな、靴履いてるの?と言われてしまうと、Twitterの杖ユーザーの方から聞いた事があります。 それはオシャレをしたかったり、逆に平たい靴だと身体の負担になるそうです。
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