5 美咲・貴彪『帰着点』

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 ドン。  美咲がノブを回すことは叶わなかった。  美咲の手は、貴彪の左手によって固く止められ、右腕は、美咲の耳のすぐそばに突かれている。  後ろから『壁ドン』だ。 「てめぇまさか、『アハハ~、そうでしたか』で済むなんて、思ってないよなァ?」  低い声。  会社のオバさま連中が、魅惑のイケメンボイスなどとホザいているそれだが、今の美咲にとっては恐怖のハジマリにしか聞こえない。  『♪お父さん、お父さん。見えな い の? 魔王が……♪』  頭の中に、歌劇『魔王』の旋律が流れ出した。   「あ、わわわ…  どうか、どうかお許しを!  ほ、ホラ見て?このハゲに免じてお慈悲を!」  懸命に頭を指差し訴える美咲に、貴彪はニヤッとほくそ笑んだ。  さあて、  どうしてくれようか。    *****  さて。この後、シモベ美咲は、どうなってしまったのか。  次ページ以降の①~③の絵から、好きなものをひとつお選び頂き、ラストとしてください。  いいや、どれも。  ちーがーうーだーろー   という場合、④その他として、コメントを頂ければ嬉しいです。  図化します♪ヽ(*´∀`)ノ
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