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主人は笑って青年の頬にキスをすると、
「だがその前に、俺もちょっとヤバい」
そう言って、おもむろに床の上に胡坐をかき、青年の手を引いて自分の股の間に座らせた。
そして昂り切った自分のモノと青年のそれに彼の両手を添えさせ、その上から大きな手でひとまとめにして握ると、ゆっくりと扱き出した。
「ひッ、あ、あっ、な、にして、あ、やっ、はああッ」
甘い声に煽られたように、主人はいっそう腰を密着させるようにして、ぐちゃぐちゃと音を立てさせながら擦り合わせる速度を上げた。
「ああ、だ、だだ、め…ッッああっああんっっ!!」
白い胸を反らして青年が高い悲鳴をあげる。
すぐあとに主人もクゥッと低くうめき、二人の手の間から白いものが噴き上がった。
あまりのいやらしさに私の興奮も頂点に達し、制御不能となった口から熱湯を噴き出す。
「熱ッッ!! なんだこれ、クソッ!!!」
主人が立ち上がり、暴走した私を掴んで床に投げつける。
(イタタっ、イタタぁッ!! ちょっとぉぉーーー!!)
衝撃で湯温は元に戻ったが、主人は私を放り出したまま、床の上でぐったりとしている青年の手首を掴んで自分の腕の中に引き入れた。
「ひどい……」
甘く掠れた声で詰りながら、青年はどこかうっとりとした表情で広い胸に頬を預け、大人しく抱かれている。
主人もひどく満足そうな顔で、つるんとした青年の肩を抱き寄せ、しばらく二人は静かに息を整えていた。
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