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「すごいな、キスだけでイッたのか」
主人が青年の下腹部をひと撫でして、白いもので濡れた手を見せると、青年は真っ赤になって、
「!!……バカッ!!」
両拳で主人の胸を叩いて詰り、それから顔を覆ってしまった。
それが可愛くて仕方がないみたいに主人の顔が脂下がるのを見て私は目を見張った。
(だ、旦那……、あんた今、だいぶ悪いカオしてはるで……)
凶悪なのは顔だけじゃない。主人の「持ち物」はすでに天を向いてそそり立っている。
あろうことか主人はそれを、無理やり青年の手に握らせた。
「ひっ」
「お前を見てるだけでこんなだ。どうしてくれる」
赤黒く、太い血管の浮いた大木のような幹も、目を疑うほどに傘の張り出した大きな先端も青年を怯えさせるには充分だ。
「し、知らない!」
「知らないってことはないだろ」
薄く綺麗な筋肉のついた青年の胸を、主人は分厚い手で撫で上げ、ツンと尖った乳首を指先でピンッと弾いた。
「あんっ」
甘い悲鳴が飛び出て、青年は思わず自分の口を片手で覆った。
それにそそられたように、主人は何度も淫らな二つの突起をリズミカルに弾き、摘みあげ、こよりのように捩り上げては青年を身悶えさせた。
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