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「やぁっ!! ……や、やだっ」 「よくほぐさないとお前が痛い目に合うんだぜ」 「えっ、ウソ…、え、ちょっ、ちょっ、待って!」 「覚悟を決めて来いと言ったハズだ」 「そんな…、あっ、ああっ! や、いやっ、いやだ!!」  がっちりと片腕で腰をホールドされているため、逃げることも叶わず、青年は妖しく腰を揺らめかせ、悶え、ひっきりなしに甘い悲鳴をあげる。 「あっ! ああーーっ」 「すんなり入ったぞ、まさか初めてじゃないなんて言わないだろうな」  指を突き入れた主人が、からかうようでいて、微かに焦りを含んだ声で訊いた。 「ば、バカ! そんなワケ、…ない、だろ」 「ほんとか?」   青年はコクコクと必死に頷く。それに安堵したのか、主人は青年のこめかみに張り付く髪を優しくかきあげ、そこに小さなキスを落とした。 「ローション要らずだな、まるでお前自身が濡れてるみたいだ、ほら、聞こえるだろ」  青年の尻の奥を、ぐちっ、ぐちょっ、とわざと濡れた音を響かせるように嬲りながら、彼の耳たぶを噛んで、「もう二本も飲み込んでる、いやらしい穴だ……」とさらに言葉でも嬲るのだ。
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