1人が本棚に入れています
本棚に追加
この物語は、俺が、1997年の夏に俺の初めての筈…。な体験談であり、実話であり、俺に、愛し合うという行為が、快楽だけではなく、心に傷を遺す事もあると教えてくれた、あくまで、俺の「傷物語」だ…。
あれは、俺が、ナイトクラブ怪人二十面相をくびになって、間もなくの、operation“また、舞い戻ってやるぜ”作戦を実行する為に潜入していた時の事である…。
俺は、DJイベントがあって、それに、確か、紹介者が、来るらしいと聞いたので、参加する為に、中で、適当にアドリブで、体を動かす程度に、飲みなれないカクテルを飲みながら、一人で、踊っていた…。
そして、一休みする為に、椅子に座っていると、目の前で、謎の女性が、派手に腰を振っていた…。
俺は、驚き、目線を別の方向にずらしてみると、今度は、手招きする別の女性がいた…。
酔っていたせいか、俺は、吸い寄せられる様に、手招きする女性の元へ歩みよった…。
「一人で、飲んで無いで、一緒に飲もうよ…。友達も来てるから…。」とその女性は、俺に、囁きかけてきた…。
俺は、断る理由も無かったので、その女性達と一緒にカクテルを飲んでいた…。
「このカクテル、普通のカクテルより、かなりきついよ…。」と俺の飲んでいたグラスをなんの躊躇いもなく、俺の飲んでいた飲み口に重ねて、飲みながら、彼女は囁いた…。
そう、そのカクテルを作っていたのは、俺の先輩でもあり、俺の同級生と全く同じ名前で、その事実関係を確認する事が出来なかった、謎の先輩の女性だった…。
「俺、酒は、余り飲まないんだけど…。強いのかな…。」と言いながら、二人の女性とかなりきついカクテルを飲んでいた…。
そして、二人の女性は、こう、俺に、囁きかけてきた…。
「これから、一緒にカラオケでも行かない?」と…。
俺は、こう、答えた…。
「俺、金がないから…。」と…。すると二人は、
「良いから、良いから、私達が払うから…。後、ここのお金もね…。」と言いながら、会計を済ませてくれた…。
俺は、意思が弱いせいか、酔っていたせいか、二人について行く事にした…。
会計の時に、会計をしてくれた先輩が、
「今日は、良い思い出の日になるぞ…。」といたずらに囁いた…。
最初のコメントを投稿しよう!