江住玲一郎の生徒指導

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「どういうことですか?」 「まず、最初の確認だけどいいかな? これは全て本当の話? 嘘や脚色は一切なし?」 先生はわたしの問いには答えず、逆に質問を投げ返してきた。 「……はい、すべて本当に起こった話です。脚色はーー多少ですが……、しました」 わたしと同じ小学校の子なら誰もが知っている話なのだ。 裏をとってもらえば信じるに違いない。 言霊は本当に存在するんですよ、先生。
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