第1章

30/30
前へ
/30ページ
次へ
「あはは、ゆうとラブにしてほしかったな。」 「いいの、俺の気持ちだから。」 「うん、ありがと!スッゴく嬉しい。 高村くん、私、幸せすぎて怖いくらい。」 「俺も。 冷めるから食べよ。」 「うん、頂きます。」 「召し上がれ!」 一口掬って口に運ぶとフワリとしたケチャップライスとフワフワ卵が口に広がってすごく美味しい。 塩加減もケチャップの酸味も丁度良くて、玉ねぎの甘味も感じられる。味も食感も最高だ。 「高村くん、凄い!!プロの味だね。」 「そう?健に習ったんだ。」 「ふーん、玲子さんて、ホント女子力が高いよね。」 「時々、太い声になるけどな。」 「あはは…」 笑いながらの食事は楽しくて美味しくて このままずっと二人でいられたらいいのに… そんな思いが膨らんでいった。
/30ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加