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16歳となった光の子が、高校入学を果たした頃、誰も知らない国、ギンフォン国は、光の子と同じく、16歳となっていた奇跡の子、そして神々の子たちによって、平和な国へと変貌を遂げようとしていた。
光の子が入学式を迎え、逞しく成長した姿を周囲に晒した時、闇の子たちもまた、6年前とは大きく変わった姿で、自らの力を出し合い、力を高める術を模索することで、大きな力のコントロールに成功していた。
彼らが住むのは、緑豊かな美しき町、デオルム。
いつもと変わらぬ一日が始まろうとしている中で、満面に広がる美しい草原に立つ、二人の少年が、朝から激しい討論を続けていた。
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