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その音は規則的に聞こえてくる。
そろりと気配を殺して音に近づけば……茂みの向こうに、恐ろしいものを見つけた。
異形だ。
小麦色の毛並みの、まるで獅子のような生き物だ。身の丈は三ローデス(※三メートル)はありそうだ。
頭に羊の巻角と、背中には翼がある。
色々な動物を混ぜたような醜悪なバケモノだった。
それが地面に蹲り、ヘコヘコと腰を揺らしている。
「……あ、……あっ……あっ」
水音に混ざり、力無い声が聞こえた。その声に聞き覚えがあり、背筋が凍り付く。
犬が交尾をするのと同じように腰を振るケダモノの下に、人が居るのだ。
毛並みに埋まり姿は見えない。
だが、そこに居るのが誰なのかは声で分かる。
「や、あっ……あ、ま、また、い、イク、うーーーっ」
エブリーの声だ。
艶めかしい喘ぎを上げて、エブリーは淫獣に犯されている。
副官の嬌声に、フェリクスは激しく混乱した。
感じている。エブリーは、こんなケダモノに犯されて、甘く喘いで絶頂したのだ。
あまりの衝撃に動く事すら出来ず、フェリクスは呆然と陵辱を眺めていた。
「んあ、あ!だ、だめ、イッ、あっ!はげ、し、やあ!ああっ」
淫獣の腰振りが激しくなった。
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