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シャンプーとボディーソープの匂い。
火照った体。濡れ髪。
「めっちゃいい匂い」
彼は私を抱き寄せた。
あなたはタバコと香水と、汗の匂い。
仕事してきたんだなって思うと、なんだか愛おしい。
彼の髪を優しく撫でた。
「髪乾かして待ってるから」
「やっぱり一緒に入って髪乾かしてあげたかったな」
彼は私の髪を触りながらむぅ、となった。
素直に嬉しい発言。
なんだか彼氏みたい。
「うん、ごめんね。」
「…入ってくる」
一丁前にむぅ、としちゃってさ。
なんだかキュンとしちゃった。
彼氏じゃないのに、まぁまぁイケメンな彼にそんなことされたら、ねぇ?
そう、このシチュエーションが好き。
『彼氏じゃないのに』っていうワード。
ただヤるだけでも、お互い好きみたいな、
そんな雰囲気出してくれると燃える。
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