第1章 ミヤコ

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「ミヤコ?ミーヤコ」 まーきの♪みたいに言うな。 「なんでさっきからあっちむいてるの?」 「賢者タイム」 「なんで俺すらなってないミヤコが賢者タイムなんだよ(笑)そんなによかった?」 ほんと、すごいと思う。 その小ささでそんなに自信あるなんてさ。 尊敬する。嘘だけど。 「もう一回やる?」 「大丈夫」 「えぇー」 そう言いながら私の背中にキスをする彼。 ぎゅっと私の体を包み込む。 「次、いつ会える?」 お決まりの言葉、頂きました。 「気が向いたら、かな」 「それ会わないやつじゃん!」 「うそうそ、連絡してくれれば会うよ」 「ほんと??」 「うん」 彼は嬉しそうに私にキスをした。 あぁ、つまらない。
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