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「えっ?」
見ると、柳井さんはお弁当を食べ終わって、既に片付け始めている。
後ろの席の男性陣も、お弁当を食べ終わって、喫煙室に行こうとしている。
方や私は、お昼の時間になってから、15分も経つと言うのに、パン二口しか食べていない。
「ダイエットには、ゆっくり食べるのがいいって言うけれど、少々やりすぎじゃない?」
柳井さんに言われ、それから高速でパンを頬張った。
これからの生活は、会社では忘れよう。
うん。
「大変よね。」
柳井さんが、急に私を哀れんだ表情で見て来た。
「でも、大丈夫よ。水久保さんなら、直ぐにいい会社、見つかるわよ。」
「そう……ですかね。」
あまり哀れんで欲しくはないけれど、一応励ましてくれているのかなと、思いこんでみる。
「私がさ、正社員になれたのは、半分ダメだと思われてるから。」
「……えっ?」
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